経験と見識 | HOODのブログ

経験と見識

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数日、忙殺されてブログ更新せず。

新聞記事に『鳥人間』関連の訴訟記事があった。


私は第一回『鳥人間』から、毎年夏は楽しみにして番組を見てきた。何より飛行機が好きだし、人の遊びとして最後のフロンティアが空だ…と思うからだ。
しかし、数年前に見た某大学が製作した人力飛行機は自転車式のタンデム二人乗り。この機体は相当の高度と速度を示した。問題は、この機体が飛行ルートを外れ一度市街地上空を飛んだ事だ。学生が乗る飛行機には小型カメラがあり、眼下の送電線や道路を走る乗用車の映像。

彼らは、何とか機体を琵琶湖上空に復帰させ着水させたのだが、これは幸運に恵まれただけに過ぎない。

飛行機の設計と要求が高度になり、人力飛行機であっても、すでにアマチュアが楽しむ冒険大会ではなくなっていた。


記憶が間違いでなければ、第一回には本庄季郎氏が設計した滑空機がエントリーしていた。
本庄氏の設計らしく、双尾翼に優雅なテーパー主翼、仕上げの徹底した白い機体は、確かに美しい飛行を見せた。優勝は逃したけど、飛行機設計に対する見識が込められていた。

それは本庄氏の設計した飛行機で戦った若者達の大半が戦死した事実。
ならばこそ、この平和な時代に飛ぶ飛行機とは何か…その答えを見たようにも感じた。


本庄季郎…航空機設計者。代表作は旧海軍一式陸攻。戦後の新幹線0系にも氏の設計ラインを見る事ができる。