椿咲く間に | HOODのブログ

椿咲く間に

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私の住む町内にある取り壊し予定のアパート。

無人となった敷地入り口に、見事な椿が咲き誇る。
今年は、より華やかに咲いているようにも見える。

ここには夏にマンションの建設が始まる。
おそらく、この椿も引き抜かれて『ゴミ』として処分されるに違いない。


そんな運命を知ってか、知らずか。
幹の太さから察するに、三十年以上は経過している椿だ。


人の都合に消え行く椿が憐れに見え、一輪を挿してみた。
この竹の一輪挿しは、老能楽師の方が道成寺を演じた際に、鐘に仕込んでいた杖入れ。

私の部屋に大切に飾ってある…中に空缶を入れて、アレンジした。


春はいずれ。さらぬ別れの春もありと思えば、また。