空腹による妄想
風邪のために寝たきり状態。肺が重い…。
見上げた窓から、青い空が見える。その彼方には宇宙があって、どこかの星には地球外生物がいるはず。
しかし、彼らの知能が人間より低くて、しかも美味しいと判明したら…我々は食べてしまうんだろうな。
あるいはペットか…。
その逆に、我々が食われる可能性も少しはある。しかし、人類文化を越える生き物って、宇宙にいるのか?
特に食べる事に関しては欲望を発揮して、叡知の限りを尽くしている。
その叡知の一つが…『醤油』だ。
醤油は、何でも美味しく感じさせる効果がある。
私の大好物であるホヤ、あのグロテスクさは醤油以外に適したソースはない。
醤油をかけちまえば、だいたいの物は食える…だからさ、宇宙生物だって、食える相手ならば醤油をかけて、調理してしまうに違いない。
昔、まず未開の土地に中国人が現れて店を出す。次に日本人がやってきて、付近の魚や植物が食用に適するか判断して、収穫を始める。
ようやく現地人も、それらを食べるようになった…という逸話を耳にした。
その調理手段が…醤油なのだろう。
あのタコやホヤも醤油なくして、刺身にはならず。さらに、ウナギも醤油文化で、蒲焼きに発展した。蒲焼きが発明される以前は、ぶつ切りにして味噌で煮込んでいたらしい。
…とりあえず、食欲は出てきたが…頭痛と咳で動けず。空腹のまま、寝たきりだね。
痩せるな…たぶん。


