機密保持
機密保持。
男にとって他人に知られなくないのが、下半身の問題…色々ある。
性能如何もあるが、機密は一生伏せねばならない。
さて…真珠湾作戦開始から、米軍に対して機密を保持せねばならない絶対事案が、日本海軍にもあった。むろんデカチンの巨砲を積んだ戦艦大和の存在などではない。
それは零戦の存在である。しかし、真珠湾作戦やミッドウェー海戦、同時に行われたアリューシャン攻略戦でも同様なのだが、不時着機の搭乗員回収を敵支配地域の島に設定していたことだ。
指導部は、最高機密であった零戦が無傷で敵の情報機関に落ちる危険を、全く考慮した気配がない。
すでにミッドウェー海戦で零戦の性能はピークに達しており、母艦搭載機として後継機を必要とする時期でもあった。
ならば、機密こそは絶対である。零戦が工業製品としてピークに達した以上、ライバル企業に追い抜かれるのは目前であるのだ。
絶対に零戦だけは不時着は海上が原則で、そこだけは徹底する必要があった。
実際、ハワイ空襲でも零戦が不時着、さらにアリューシャン作戦で島へ不時着した零戦は無傷に近い。これを入手した米軍はグラマンF6を開発する。
F6は、エンジンが二千馬力、機銃6丁、数百発の弾丸 、爆撃機並みのロケット弾、爆弾など多彩。速度、防御性能、そして何よりも空中無線の高度な会話性能。
この無線電話によってグラマンの編隊は誘導され、防空レーダーに従って迎撃体勢をとる。
…まだ、続く。
