昭和十五年暮れ | HOODのブログ

昭和十五年暮れ

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ちょっとミニヲタな話題を書く。


昭和十五年暮れ、私の叔父(祖母の実弟)は内務省の幹部官僚として海外視察に出掛けた。アメリカ西、東海岸の都市、イギリス、ドイツを回って帰国。


祖母宛に、渡航先からの手紙が残っている。
…ドイツは見事な統一と団結力で、英国との戦争が決定的な状況で、ベルリンでは市民が鉄製品を供出している。まさに強靭な意思の国家です…。

対して、アメリカは自動車が走り回り、運転する若者達もだらしない。アイスクリームをなめながら映画を見に行ったりする。裸の女が街を歩くような劣等国です…将来、こんな国に日本が負けるわけがない…。

叔父は精鋭の内務官僚であり、不勉強な人物ではなかったが…アメリカが膨大な資産と工業生産力を背景にした国家であり…自家用車を持つ生活、男性と対等に歩く米国女性の逞しさなどを見落としていた。
それは、当時の日本人を支配した空気に沿った考え方であったと思う。


さて…話は続く。