ド素人でも戦い方は同じ | HOODのブログ

ド素人でも戦い方は同じ

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先週の金曜日、撮影中の能楽堂で首都震度4の地震があった。

突き上げるようにドン!、と舞台全体が揺れたように感じた。しかし、さすがに舞台上の演者達は落ち着いたもので、観客も冷静に能を見ていた。

演能中に地震という状況は、先の震災当日の舞台で揺れながらの上演であった事は、まだ私の記憶にも新しい。


ところで、当日の私は体調最悪になってしまい、しかも撮影機材の一部を忘れてしまった。どうにもならず内心途方に暮れたが、覚悟を決めてカメラの撮影モードを変更して舞台に臨んだ。


それは簡単に言えば、全てをプログラムオートにしてカメラ任せに撮影する…撮影者はレリーズに専念、つまりはド素人的なカメラ任せ撮影。
あまり経験したくない方法ではあるけどね。


どんな世界でも、人と同じ事をしていては進歩とは言わない。逆に、同じ土俵で戦って倒さなければ、本当に勝ったと評価されないのも事実だ。

それであっても、結局は人に支えられて仕事をしている。
妙とは『たえなる』と謂うが、まさに…と思うのだ。

予期せずに失敗をしても、そこから突然に新しい手法を発見したりする。
しかし、それも互いに人と信頼あっての話ではある。