深夜の電車にて。
稽古帰り。猛烈な雨のためなのか、今一つ体を痛めつける事もなく知人等と高田馬場駅近くの中華料理屋で飲み。
この界隈は、学生街として生きているのか総じて安い。
戦前から、幾多の学生達が街を育てたのか、あるいは街が学生等の気風を見守ったのかは不明だが、人と街並みが文化を維持しているというのは、少し羨ましい。
酒の席、先年に急逝した友人の追悼を話し合う。
というのも、今度の舞台と彼の命日が重なっているからだ。
辛気臭いのは友人の望みではない…だろう。結果、彼が舞った曲を全員で謡う事に決まる。
人は…いや、止めておこう。
酔客が大勢乗り込んだ週末の電車。
男と女、計算を尽くした会話が耳に入り込む。ふむ、季節的にはありかな。
甘えた声が響く。
計算だけ、という互いの会話か。あるいは、もっと深い真意が潜むのか。
大人というのは、大変だね。
