カメラ
今更だが、ようやくデジタル一眼を使い始めた。
今日も、ラボ店の端末に座り、マウスを片手にモニターを眺める。
トリミングが簡単に可能なり、ピントの切れを確認したりする作業もフィルムに比較して早くなった。
納品の事を考えるとデジタルカメラは写真の新時代なのだな…と思う。
本当に新時代…なのか。
いや、違う。
写真そのものは変わっていない。
変わったのはプリントまでの過程、あるいはプリントを廃して、モニター画面だけで写真が完結する時代に入った事だ。
デジカメはパソコンの端末に近い、あるいは考え方によってはパソコンの目に過ぎない。
その目玉を背負って一喜一憂する我々撮影者達。フィルム時代にあった様々な誤差を減らす作業も、デジタルの世界では誰もが簡単になった。
そこで、私は天の邪鬼を決め込む。
普段使いには、こうしてフィルムカメラを持ち歩くのであった。
コニカズーム35ー70VP
最終時代に製造されたコンパクトカメラ…普通すぎて変哲もない。
