四位少将と小町
この能二百余番粗筋紹介企画…学問的価値は皆無であることを予めお断りしておく。
深草少将は小野小町への強い恋慕にあった。小町は少将が百夜通ったならば契りを結ぼうと約束する。少将は九十九夜通い続け、ついに百夜目を迎えたが思いかなわずに、その嫉妬と妄執の中に死んだとされる。
この深草少将(四位少将)の亡霊が小町の霊に取り付いた結果、互いの苦しみがさらに重なり合う。
描かれた演出は対話形式でありながら、少将の心理展開へ導きつつ成仏へと向かい、合わせて小町の魂も救済してゆく。
さて、よく言われる事なのだが、この少将と小町…結局、生前は男と女の関係であったのだろうか。なお、小野小町は実在の人物とされるが、四位少将は架空の人物と考えられている。つまり、流布した小町伝説に乗じて作成された物語が『通小町』なのだ。
小町との望みを遂げぬまま少将は死んだから、彼は亡霊となって小町を追うのか…?
創作された物語ではあるが、私は百日目の夜、小町と少将は関係を結んだと解釈している。
しかし、俗に云う『一度、一緒に寝たくらいで彼氏顔されては困るわ…』女性の古今を問わず、普遍的言質で以後は少将を小町は拒絶したのであろう。
しかし、一途に性快楽に酔いしれて、心狂ってしまった少将…ついに死して煩悩の鬼となってしまったようだ。
恋慕う男を女が拒否続けると仇となる喩え話に小町を引いて『平家物語(巻9小宰相)』で触れている。
美人であるがゆえに高慢に過ぎ、果てに凋落した小町伝説は、幾多の典拠として多くの作品に登場する。
深草少将は小野小町への強い恋慕にあった。小町は少将が百夜通ったならば契りを結ぼうと約束する。少将は九十九夜通い続け、ついに百夜目を迎えたが思いかなわずに、その嫉妬と妄執の中に死んだとされる。
この深草少将(四位少将)の亡霊が小町の霊に取り付いた結果、互いの苦しみがさらに重なり合う。
描かれた演出は対話形式でありながら、少将の心理展開へ導きつつ成仏へと向かい、合わせて小町の魂も救済してゆく。
さて、よく言われる事なのだが、この少将と小町…結局、生前は男と女の関係であったのだろうか。なお、小野小町は実在の人物とされるが、四位少将は架空の人物と考えられている。つまり、流布した小町伝説に乗じて作成された物語が『通小町』なのだ。
小町との望みを遂げぬまま少将は死んだから、彼は亡霊となって小町を追うのか…?
創作された物語ではあるが、私は百日目の夜、小町と少将は関係を結んだと解釈している。
しかし、俗に云う『一度、一緒に寝たくらいで彼氏顔されては困るわ…』女性の古今を問わず、普遍的言質で以後は少将を小町は拒絶したのであろう。
しかし、一途に性快楽に酔いしれて、心狂ってしまった少将…ついに死して煩悩の鬼となってしまったようだ。
恋慕う男を女が拒否続けると仇となる喩え話に小町を引いて『平家物語(巻9小宰相)』で触れている。
美人であるがゆえに高慢に過ぎ、果てに凋落した小町伝説は、幾多の典拠として多くの作品に登場する。