能の粗筋・曲趣解説
舞台撮影や補助でお伺いしている能公演の番組粗筋を昨年秋から書かせて戴いている。
先方の希望は、能楽研究者や能楽師、能楽マニアが使う能楽用語を可能な限り排除して、初心者向けに書いて欲しい…というものだ。
私が、その期待に応えているか、まだ自信がない。四回目を五月に終えて、今は九・十月分を作成中。
能楽用語を使わないことで、言葉の意味が変わってしまったり、私の解釈が能本来の間にズレが生じてしまう場合もある。
確かに用語を使用して説明すれば、曲趣紹介らしくはなるのだ。
しかし、自分を試したいと思う気持ちもあり、自ら志願して書き始めた作業だった。今は原稿用紙一枚分に四苦八苦している。
世間的には『今更、あいつは何やってんだ?』かもしれない。
まして、このブログ内で現行曲200番あまりを内容に織り込んで更新しようというのだ。
私はズブの素人であり、プロの研究者ではないので『アルプスを裸足で登る』ようなものだろう。
しかし、そういう苦痛を少し味わった方が、残りの人生も楽しいはず…そこに期待している。
近日、第一番目『松風』から始めたいと思う。
なぜ、『松風』かと言えば、九月の能が当曲なのだ。
本来は『翁・神歌』あたりの説明から入るのが正当派なのだろう…けど。
