麺類
私はそれほどに熱烈なラーメン好きではない。
いかな有名店であろうが、店前の客行列に並ぶなんて愚行に等しいと思っている。
仕事や運動の後などに小腹が空いて食べるラーメンが一番美味い。
ましてや空腹時に並ぶなど…無駄に苛つくだけではないか。(私はお腹が空くと人格がダークサイドになりやすい…)
さて、昔から私の居住する場所は何故か有名ラーメン店が多い。
学生時代は都内荻窪界隈に住んでいたが、当時は駅前から各有名店が軒を連ねていた。
雑誌にも掲載されて、グルメライター絶賛の店が大繁盛していた時代だ。
私も荻窪を引き上げるときに数日をかけて梯子しながらラーメン三昧。しかし、どの店も妙に主が威張っていて甚だ悪印象しか残っていないのは残念である。
また北関東某所、実家近所にもガイドブックで紹介されて、県外から客が来店する繁盛店が一軒ならず二軒も並び競っている。
何故、人々はラーメンに群がるのか。
一方で閉店してゆくラーメン店の多い事実も確かだ。
私はラーメンみたいな食べ物は、日常的に昼間の営業周り、夕方の部活学生や帰宅途中の会社員などが気軽に立ち寄る店が本来の姿だと思う。
結局は『ラーメン』がイベント化して、並んで入る店が大繁盛…それはビジネスモデルの成功例の一つなのだろう、しかし、老舗として地域へ根を張って商売する気があるのか…?
その辺りが、どうも胡散臭い。


