知らぬ事を知り、また知識を招く。
先月の末、叔父(父の兄)が86歳の生涯を閉じた。
叔父は勤勉な優れた判事であり、私は密かに実父を越えて尊敬していた。
その叔父が退職してから毎朝、必ず唱えていたのが『般若心経』である。
ひたすら欠かすことなく、病に倒れる直前まで唱えていたと聞く。
その叔父の通夜で、偶然にも僧侶が唱えた『般若心経』を耳にした。
ふと…叔父さんが心導かれた理由とは何だろう。一度再読してみようか…と、叔父は生前、私に様々な本や知識をくれた人であった。
私へ、叔父より最後に贈られた世界が『般若心経』であるかもしれない。
『般若心経』は262文字で構成される知恵と言葉と云われている。
読書三昧も、ついに経文に入らんとする。
関連する書物は山ほどあるだろうし、また飽きる事もなかろう。まさに無学の境地。
