初雪
今朝、雨音で目覚めた。
強い雨足だな…と思っていたが、急に雨垂れが消えたので不審に感じ外を見ると『雪』に変わっていた。関東で12月初旬に初雪とは珍しい。
まだ紅葉も残る景色に降る雪が混じりあう。
ふと、思うのだが。
知人や家族に言わせると、雪を見て何やら期待するのは女子供の発想という事らしい。
良い年を経た大人は…分別ある男は、雪などで浮かれはしない。雪などどうでも良い…と言う。私には、それが構えて空意地を張るようにも見える。
雨が降ると露骨に、雨天への愚痴を言う輩は意外と多い。確かに私も撮影機材が濡れるので、雨は歓迎はしない。
だが雨でも良いではないか。雨天を咎めても仕方ない。
それは、男に生まれてイチモツが邪魔だと言うに等しい。
雪玉を作って、誰かの顔に『ホイッ』と投げたくなった。
どうやら雨は上がった。まだ真冬の雪には遠い。
