摩利と新吾 | HOODのブログ

摩利と新吾

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木原敏江作「摩利と新吾」は、1977年から『花と夢』に連載された少女向けとは言いながら、優れた恋愛劇画である。(訂正→掲載誌はLaLaであった)

なぜ急に少女マンガに触れるかといえば、私のツィッター繋がりの知人が「摩利と新吾」を話題として偶然に出してきたからだ。
私は「摩利と新吾」を、学生時代に後輩の女子学生から「イチオシッ!」と、薦められて読んだ。

それで…懐かしい、というのではない。
むしろ、忘れていた『正しい記憶』を思い出した、というべきか。

この作品が執筆された頃は、まだ(ボーイズラブ、腐女子)などの言葉もなく、あくまで「まっとうな恋愛ドラマ」として作品は描かれていた。

究極の恋愛とは、どのような姿なのか?
その問いかけに、魅力溢れた各人物設定と合わせて、「まっとうに…」答えてくれた作品であった。そして、私の恋愛心理へ多少なりとも影響を与えられたと自覚している。

※ボーイズラブに目覚めた訳ではないよ。恋愛を自省的に眺めるきっかけを与えてくれたのだ。


ただ、残念なことに春の震災や実家引っ越しで全てを廃棄せざるを得ず…今は手元にはない。

もう一度揃えてみようか…。

さて。