勇者の背 | HOODのブログ

勇者の背

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このブログは社会時事の話題を意識的に避けている…のではない。だが、触れたところでネットメディアやテレビ、新聞の後追い記事を辿るにすぎない。また自ら発信出来る立場ならば、こうして暇にブログなど書き込む時間的余裕などない…

女子サッカー日本チームがロンドン五輪の権利を獲得した。代表の彼女たちは、今や男子サッカーを凌ぐ人気と話題の中心にある。

選手それぞれが、選手生活と日々の暮らしに追われながらの結果だろう。とても彼女たちは個性的で一徹な表情が良い。そこには、純粋培養されたスポーツ選手とは全く違う逞しさを感じる。

特に澤穂希選手は未婚の現代女性であるのに、さながら戦国武将のような風格すら有している。
優勝で浮かれる周囲に振られることもなく、ピッチを自らの生死の境と定めているかの眼差しだ。
それは戦国時代後期に活躍した立花宗茂や蒲生氏郷など、主君や家来に信頼される勇猛果敢な武将を彷彿とさせる。

『苦しい時は私の背中を見なさい』とは、澤選手がチームメイトに語った言葉らしい。

蒲生氏郷の言い伝えにも似たような言葉がある。
『我が配下には、必ず戦場の最前線を駆ける一人の武将がいる。皆、彼の背に遅れないように振る舞え…』と、その氏郷が家来たちに言った勇敢な武将とは、他ならない氏郷本人であった。

味方の劣勢を鼓舞し必勝の契機を掴みとる姿勢は、日々の積み重ねと本人の気質による。
私は澤選手が『劣勢においても、勇を以て臨む者に必ずや戦場の道は開ける』…この一つのテーゼに辿り着いた希有な人物の一人だと思う。
スポーツで活躍し、結果を出した女性選手は数多い。
しかし、生きる選択と死ぬる選択を常に並列に眺めているような女性選手というのは僅かに数名であろう。