石フェチ。 | HOODのブログ

石フェチ。

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早朝。気ままな散歩の道すがら、今は使われなくなった旧国鉄時代の待避線跡に行ってみた。

たいていの線路はコンクリート製か木製の枕木を使用し、これらを安定させるために小石が敷いてある。これを『バラスト』と云う。
今は岩石からの砕掘石を使用しているのだが、以前は河川から採石した川砂利を使用してように記憶している。線路に敷かれた白く丸い川砂利が、次第に列車の車輪やレールによって赤錆色に染まってゆく。
その色変化が毎日の車両往来を語っているように見えたものだ。

そういえば、私は三歳くらいの時に何処からか気に入った石を拾ってきて、玄関先に置いていた記憶がある。
そのお気に入りの石の形は、確かヒヨコ饅頭の形をした黒い石であった。私は暇があれば、その石を磨いて遊んでいた。
石の汚れを水で落として、手のひらでつるつると撫でてみる…不思議と気持ちが落ち着く。

そういう視点で眺めるとコンクリートブロックは、確かに石のようではあるが人工的な感触にしか過ぎず味気ないものだ。