江戸っ子の片割れ | HOODのブログ

江戸っ子の片割れ

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あと半月もすれば九月である。震災から落ち着かない日々で、今年は日めくりカレンダーが、秒単位のように飛び去ってゆく。
次に地震が来るのは東京と言われているが…。

そういう不安は別にして、私は秋に入ったら都内江戸巡りをしようと計画している。
と言うのも、私にも多少の江戸っ子の血が流れている事を知ったからだ。

私の先祖の一人に、江戸幕末の南町奉行所で与力を勤めていた(母方の曾祖母実家)佐久間長敬(おさひろ)という人物がいる。

佐久間長敬は、与力として多くの囚人達の管理に当たり、その劣悪な牢獄内の環境改善と囚人達の更正復帰などに奔走した記録が残されている。

当時の幕府役人としては、早くから人権問題に注目していた人物で、維新後は神奈川県内の裁判所所長などを勤めた。
また、作家岡本綺堂が『半七捕物帳』を書く際に、江戸の風俗風景や町民や武士、囚人等などの聞き書きに協力したと云う。

江戸はおろか、明治時代も時の彼方だ。今は、屋敷跡や奉行所も残ってはいない。ビルの谷間に何か碑があれば良い方だ。江戸(東京)の様相も激変している。
それでも、私は長敬が毎朝出勤したであろう有楽町の奉行所や人形町から八丁堀を、江戸という町の片隅で実直に生きた武士の足跡を訪ねて歩こうと思う。

先祖が通った道を歩くことで、そこから何か見いだせるかも知れない…。