逝く夏 | HOODのブログ

逝く夏

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夕方、ようやく蝉時雨を聞くようになった。一人、夕涼みをしながら農地に続く小道を歩いていた。

毎年の八月、私は『原爆投下日』当日だけは、特に意識して言及した内容を日記やブログへ書き込んできた。

だが、今年は文章を考えて述べようとする事と、皮膚感覚的に言葉が発せられる差が私の中であまりに大きい。
拭いされない恐怖と叫び、明日への諦観と虚脱。

明日を信じるゆえに今は怒るべきか、無力を自覚し沈黙すべきなのか。あるいは希望への脱出か…。
私は、自らの自己欺瞞と二律背反に精神が痛む。