面影を心に。
喜多六平太記念能楽堂
おはようごさいます。
昨日、観世流シテ方若松健史師が亡くなりました。
ほんの三日前、私が撮影に伺った日曜日、安藤貴康師主催の披露能『石橋』にて若松師が舞われた仕舞邯鄲は素晴らしい舞姿と気迫でした。
老いてもなお芯のある型の処理、無駄な演出を排した誠実な仕舞でした。
なにより、能を愛していた役者の面影が、舞台に月明かり似た世界を再現していました。
その瞬間に居合わせた事だけでも、私は撮影者として深く感謝しなければなりません。
どんな時も気を抜かず、命がけで能撮影に尽くしてゆこうと、少しでも忠実であろうと思います。
撮影した舞台報告は原則書かない私ですが、亡くなられた若松師への感謝を心から申し上げます。
本当にありがとうございました。
