掃除修行 | HOODのブログ

掃除修行

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仕事柄、撮影の準備や手続きで能楽堂の楽屋(幕屋)と呼ぶのが正しいという…に、入る機会は多い。
どこの能楽堂も丁寧に掃除機をかけてあるようだ。
鏡の間や控え室に能装束などを広げたりするわけだから、当たり前なのだが、この仕事に入るまで私は掃除機を使った清掃が苦手で、箒で軽く掃き出して、拭いたら終わり…それが私の掃除の仕様だった。

ところが、撮影以外にも演能の手伝いや補助をするようになり、改めて覚えなければならなかったのが、まず、掃除機を使う事であった。

万事に大ざっぱな性格の私には、掃除機は部屋に汚れが目立ったら使う、という生活を改めさせられた。

一応、断っておく。私は、台所とトイレ、風呂など水場の管理掃除は神経質なほどにチェックは厳しく、綺麗に使うのが好きだ。

…能は日常である…これは私の師匠から受け継いでいる言葉で、そういう修行もどきの作業を通じて、私も掃除機を『かなり、しつこく』使うように変わった。
結局、最後に残るのは身を通して学んだ事だけなのだ…と感じる。