能『頼政』…参 | HOODのブログ

能『頼政』…参

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鐵仙会青山能
五月二十六日 水

能『頼政』
シテ 小早川修
午後六時半開演
4000円
学生
2500円
演能後、小講座付

メール問い合わせ
tessen@jade.dti.ne.jp

そう…また能番宣です。

能『頼政』紹介のために、柄にもなく読み物風に私的源頼政を書いてみた。

一概に修羅能として
分類される能『頼政』であるが、老武者を扱った曲として『実盛』と共に代表的な能の一つ。
また、原作、作品中にも登場する『忠綱』は足利氏に属する将であり、活躍する描写が(ふんだんに…!)に盛り込まれる。
世阿彌が『頼政』を作品化した当時の権力者である足利将軍家が、これは駄目だ…という訳もなく。
『頼政』と『忠綱』が一人芝居の仕方話で宇治川の合戦が展開され、息詰まる攻防戦を描写する。

老武者と若武者の戦いのコントラスト…その悲劇。
能装束や面にも独特のデザインが凝らされ、伝承と異質を並立させた演出でもある。

また史実では、この『忠綱』も木曾義仲と合戦した倶利伽羅峠での戦いで命を散らしている事も、戦いの果ての空しさを与えている。

修羅能は、戦死した魂を弔う意もあり、劇として平家物語を辿る…現代的に言い換えれば『実写化』をした、という事になる。
世阿彌が『平家物語のままに能は書くべし…』と伝えたのは、原作こそが当時の人々のイメージであり、そこを基本に劇化の意図があったと言える。

ちょうど、描かれた宇治の合戦も夏です。
ひとしきり合戦絵巻を味わって…どこかで、酒を一ついかがでしょうか。