歴史を語るなら | HOODのブログ

歴史を語るなら

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フジテレビのドラマ『我が家の歴史』…見てしまいました。
見てしまった…と言うしか言い訳の仕様がない超長編の超駄作でしたねぇ。
三谷幸喜の作品ならではの台詞も込められてはいましたが、なにぶん…フジサンケイグループの限界というか、昭和を語るには局の器が狭かったですね。
戦前戦後史を一人の女性を通じて俯瞰するドラマ演出は…向田邦子の死後は橋田壽賀子の作品群が知られていますが、その手法に対する皮肉や印象論を台詞や女優の演技に織り込んだところは、見ていて面白かったと思います。

ですが…描いた社会観のスケール小さいんですよ。全体が二番煎じのお茶みたいな展開で…劇中にて、凡人と非凡人の落差を(作家なら一度はぶつかる壁…つまり才能の差ですな…)、そこから、市井の人々の大いなる平凡論を説こうとしたが…主題を『我が家の歴史』にとどめてしまった結果、社会史を俯瞰した風刺精神が欠如した超駄大作になってしまいました。
ですから、主人公達の本当の喜怒哀楽が描かれず…何か後味悪さが残ります。
先年の大河ドラマ『新撰組…』で見せたような群像描写には欠けてしまいました。
三谷幸喜…が叫ぶ声…実は、私も遅筆でネタがない…その煩悶は聞こえてきましたけどね。

昭和なんて、まだ語るには近すぎるんですよ。