全盲のピアニスト | HOODのブログ

全盲のピアニスト

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昼間、テレビ特番で全盲のピアニスト辻井伸行を見ていました。

盲目の世界から紡ぎ出された音楽構成は、何者にも媚びる事なく、底深く奥行きを感じさせる響きでした。
芸術は、それを学ぶ人や作り出す人ばかりでなく、支援する富裕層や会場に足を運ぶ観客等、と多岐にわたる階層を柱として次の時代に送り出されてゆきます。
彼の演奏を聞きながら、芸術の凄さとは、誰もが精神的に揺り動かされる衝撃を共有できる事なのだ…と改めて思いました。
私は『感動』という言葉が好きではありません。あまりに安易に使用されすぎた語感であるからです。
かって『感動した!』と叫んだ方がありましたが、その裏腹な態度や印象もあって、私は心に伝えるべき芸術に触れた時、その思いを伝える言葉には真意を尽くすべきだ…その表現に心を重ねてみる事が可能か、否か、を常に自問自答します。