食べる事から学ぶ | HOODのブログ

食べる事から学ぶ

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上原善弘著
『被差別の食卓』
新潮社刊

食文化関する興味、民俗学、民族史、社会学や法律学など様々な分野を取り込んで『食べる事』から出発したドキュメントです。
フライドチキンが黒人奴隷制度や差別から生まれた食文化であること、中東イラクではハリネズミを食べる話、ネパールではカースト制度の過酷な貧困と差別に触れる。アジア世界におけるケガレ観の流布など、歴史や地理の裏を知る手がかりとして『食文化』から問う、著者の平明な論述は実に楽しい紀行文でもあり、我々が無知に終始する差別制度への告発でもある。

これは私見ですが、イルカや鯨も日本人のソウルフードとして考えると、世界に対して、我々が日本人というマイノリティ文化を維持するのか、捨てるのか…ふと、感慨深いです。
強烈に日本人をマイノリティとして意識した場合に、それは大切な作業かもしれません。