ある老教授
昼間、市内の総合病院へ。その待ち時間の長さは例の如し…。
子供時代から、診察待ちは読書と決めており、そんな時間に読んだ随筆に、ロシアの諺が紹介されていました。
『百年生きて、百年学んで、馬鹿のまま死ぬ』
生きる事の大切さを説き、自らの人生に学ぶ。
傲らず誇らず馬鹿に徹する。
結果能力主義では忘れがちな事柄かもしれません。
この『馬鹿のまま死ぬ』というのが素敵です。
私が学生時代に講義を受けた老教授が、十年前くらいに書斎で一人亡くなりました。
近現代文学専門の気むずかしい先生で、私たち学生には期待など無かったかも知れませんが、印象深い講義でした。
武田泰淳などしっかり読まされた記憶もあります。
付和雷同せずに、一途な文学研究者であったのだ思います。
あの教授の風貌を思い出そうとしましたが、確か白髪であったかな…。全く記憶から消えてしまったようです。
学徒出陣経験者で、その経験談も、当時のバブル絶頂期の学生には黴臭い話にしか聞こえなかった…としたら惜しい事です。
新聞で自殺の人数が三万人を越えるペースと記されていました。
急がないで、百年生きて…馬鹿で死ぬ…。
そんな言葉も悪くはない、ふと思いました。
子供時代から、診察待ちは読書と決めており、そんな時間に読んだ随筆に、ロシアの諺が紹介されていました。
『百年生きて、百年学んで、馬鹿のまま死ぬ』
生きる事の大切さを説き、自らの人生に学ぶ。
傲らず誇らず馬鹿に徹する。
結果能力主義では忘れがちな事柄かもしれません。
この『馬鹿のまま死ぬ』というのが素敵です。
私が学生時代に講義を受けた老教授が、十年前くらいに書斎で一人亡くなりました。
近現代文学専門の気むずかしい先生で、私たち学生には期待など無かったかも知れませんが、印象深い講義でした。
武田泰淳などしっかり読まされた記憶もあります。
付和雷同せずに、一途な文学研究者であったのだ思います。
あの教授の風貌を思い出そうとしましたが、確か白髪であったかな…。全く記憶から消えてしまったようです。
学徒出陣経験者で、その経験談も、当時のバブル絶頂期の学生には黴臭い話にしか聞こえなかった…としたら惜しい事です。
新聞で自殺の人数が三万人を越えるペースと記されていました。
急がないで、百年生きて…馬鹿で死ぬ…。
そんな言葉も悪くはない、ふと思いました。
