旅路の風景 | HOODのブログ

旅路の風景

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私は上京してから幾度となく、郷里を列車で往復してきました。ある日、列車の車窓から見た夕暮れの沿線風景、線路際川の畔に一人の老人が釣りをしていました。その後、その場所を通過する度に一瞬ですが、同じ老人のシルエットを見つけるのは単調な旅行の楽しみでもありました。しかし、この数年全く姿が見えなくなり、私も老人を諦めた先日の事。列車で通過した時、夕暮れの川の畔に見えたのは二羽の青い五位鷺。老人が糸を下げていた瀬の面に、眼差しを送る鷺の影が一瞬に見え、遙かに遠く消えてゆきました。