今夜の友 | HOODのブログ

今夜の友

HOODのブログ-CA3A0268.jpg

『私にとっての二十世紀』加藤周一著。
岩波現代文庫1000円自らに敷衍するように読むに値する本とは数少ない。本書は一貫して反戦と生命の尊厳について説かれ、著者の歩んだ人生を通じて戦前、戦後の文化背景や知識、個人の脆さなど、思索の手ほどきとしてくれる。速読可能な本ではないが、ゆっくりと社会について考えながら読むには最適の一冊。