能盛久 | HOODのブログ

能盛久

HOODのブログ-CA3A0237.jpg
テレビメディアなどが能を紹介すると必ず幽玄とか夢幻の世界と言います。あるいはフォギーやソフトフィルター越しに眺める王朝文学などのイメージ。それは間違いではないけど、他の演出主題も能にはあって、それが今夜の『盛久』でした。捕虜になって生きながらえる、そういうメンタルな存在って近代以降は否定されがちです。しかし、真実の価値を模索出来るのは生きる事にある、と思ったりします。