私は助けてもらえるというメッセージ

目の前が真っ白になった。
もちろん、雪のせいじゃない。
いや、正確に言えば雪のせいだ。
身動きが取れない。
頭も働かない。
一体どの位の時間、そうしていたのだろう。
　
コンコン。
突然ノックされて我に帰った。
「大丈夫ですか？」
　
彼女は間違いなく、女神か天使だったのだろう。
　
　
はい、本日、私、雪道の轍を乗り越えようとして、
スピンして沿道の雪山にツッコみ、
身動きが取れなくなりました。
　
何が起こったのか分からない、
何をすべきかも分からない、
そんな状態を久しぶりに体験致しました。
　　
一旦車外にでてみるも、
なすすべなく、車内に戻る。
まさに途方に暮れるという状態で、
携帯を取り出し、
「ジャフか」と思うも、
まさかの携帯の電池残数％。
（本日iPhone酷使しっぱなしだった）
　
真っ白、否、真っ青。
　
でもね、ここから幸運が重なって。　　
・突っ込んだ場所が、大きな工場の目の前だった。
・帰宅するところだった派遣社員さんが、
　声をかけてくれた。
・警備のおじさま達を連れてきてくれた。
・５～６人でスコップで雪をかいてくれた。
・板を持ってきて、車を押して、救出してくれた。
・名前を聞いても名乗らず、チームはサッと解散して行った。
　
そして、私は車検に１０分遅れる程度で、
無事辿り着けた。
　
もし、人里離れた場所だったら、
私は車を乗り捨てて、充電できる場所を探して、
さまよわなければならなかったでしょう。
　
私に怪我もなく、車に怪我もなく、
もちろん物損もなく、
たくさん助けて頂いて、
雪国の怖さと温かさを感じた日となりました。
　
ほんとに、みなさん、助けてくれるのね。
じわじわじわじわ、感動しちゃって。
　
最初は不運な出来事だったけど、
たっくさんの幸運が重なった出来事。
本当にありがとうございました。
　
でも、運転、こわい。
雪道、こわい。
こわい。
　
って言ったら一歩も外に出られないので、
細心の注意と幸運を信じて、
私は運転をする。
　
この出来事は何のメッセージなんだろうと思った時、
「私はみんなに助けられてる」「助けてもらえる」
ってことだと思った。
ここのところ、みなさんに助けてもらっているという出来事ばかり。