親勉を始めて、私が一番意識していること。

 

それは、

 

「子どもの自立の機会を奪わない」

 

ということ。

 

親勉では子育てのゴールを「精神的自立」「経済的自立」としています。

自分にこの考えをインストールしてから、グッと行動が変わりました。

それまでの私は、典型的な先回り母さんでした。

 

風邪ひかないように、寒かったら上着、汗かいたら着替え、

「喉が渇いた」って言われる前に水筒を出す。

こぼす前に手を出す。

 

私は察するのが得意です。

なので、娘が今何を欲しがっていて、何が嫌で、とか分かってしまうので、

彼女が自分の言葉で言う前に動いてしまっていたなぁ、と思うのです。

仕事の場合、いかに先回りして動くか、が大事だったりするじゃないですか。

その感覚でいたんですよね。

 

もう一つ。

私は早くできることを良しとする傾向があります。

なので、娘ができるようになるのを待てないのですよ。

着替えでも食事でも、そりゃぁ私がやった方が早いですから。

 

でもね、親勉で子育てのゴールを考えた時に、

このままではイカンな、と思ったのです。

 

私が先回りして手を出すことは、

彼女の自立の機会を奪っている、そう気付いたのです。

 

実は、私が一緒に暮らしている義家族は、

とっても優しいのだけど、心配性だなぁと感じます。

 

子どもが走っていれば、「危ないよ。転ぶよ。」と必ず言います。

本当に危ないことは注意すべきだと思いますが、

ほとんどそういうことを言われずに育った私は、

優しいなぁと思う反面、過保護だなぁと、ちょっとモヤモヤしていたのです。

でもね、環境には慣れてしまうもので、

いつの間にか私もそうなっている部分があって。

 

だからこそ、私は子ども達の挑戦する気持ちを大事にしよう。

失敗して得るものを大事にしよう。

自分の頭で考える機会を大事にしよう。

と思っています。

 

一つの例ですが、最近娘は半袖ワンピースで通園したりします。

はっきり言って、まだ早いでしょ?って思うけど、

寒いか暑いか、決めるのは娘。

寒かったら、着るだろう。

上着もなかったら、どうするかな。

と考えて好きなようにさせています。

それで風邪をひくことも経験。

やってみなければ分からないんですよね。

いつまでも「今日は寒いから上着着てね。」なんて言えないわけで、

「ママが着なって言わなかったから、ずっと寒かったよ。ママのせいで風邪ひいたよ。」

なんて言われたとしたら、、、ゾッとします。

 

以前の私だったら、「上着着なさい!風邪ひくよ!風邪ひいても知らないよ!」

などと言って、喧嘩していただろうなぁ。

 

寒かったら着る。

暑かったら脱ぐ。

自分にしか分からない自分の感覚。

自分で判断して行動を決められるようになってほしい。

ママ(誰か)のせいにするのはかっこ悪い。

 

この行為は「自立につながっているか?」を考えると、

私は頭の中と、行動がシンプルになりました。