私の誕生日の日、突然娘(4歳)がこんなことを言い出しました。
「ママのお腹にいた時ね、暗くてこわくて泣いていたの。
一人だったし。」
「へぇ、暗かったんだ。じゃあ、こっちの世界にでてきてどうだった?」
「良かった。こっちの世界は明るくて良かった。」
できるだけ誘導しないようにと思いながら、話しました。
その日が私の誕生日だったこととか、生理の話をしたこととか、
何かが重なって、ふと思いだしたのか、今の気持ちなのかは分からないけれど、
「今、思い出した。」と娘は言っていました。
私、この話聞いて思いました。
娘にとって、私のお腹の中から出てこれたことって、
この人生の、初めての成功体験なんだなぁって。
どちらかと言うと慎重な彼女。
自分からグイグイいくタイプではないです。
お友達の輪の中に入るのも、
例えば、ジャングルジムにのぼるとか、
鉄棒でグルリとまわってみるとか、
まずやってみようという好奇心よりも、
「怖い」という気持ちなのか、ジッと観察していて、
勇気が必要なようです。
だから、お腹の中にいた時の気持ちを聞いて、
あー、そうだったんだ、とスンナリ受け止められました。
でも、娘は案外スムーズにスルリと生まれてきました。
だからね、一歩踏み出せば、できるんですよね。
その一歩をどうサポートしようか、私はよく考えています。
何度も失敗しています。
無理やり私から離そうとしたり、
「やってみればいいじゃん。」とスパルタしたり。
でもね、娘は私がいるなら、私と一緒に挑戦するのが一番心強いんだなぁ、と思いました。
いなければいないで、なんとかしているのだから、
一緒にいる時は、一緒に、一歩踏み出していけばいいのかもしれません。
そんな時期もすぐに終わると思います。
ママと一緒が一番いい、という時期は案外短いのだと思っています。
ならば、この時間を堪能してもいいですよね。
「ない」ものを見つけるより、「ある」ものをどう伸ばしていくか、
そちらの方がお互い楽しいですしね!
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大木 きぬよ(ぬー)