乃木坂46の小説第8章




今日は高校最後の大会の試合だ。
コンディションは最悪。
なぜかって、結局昨日は寝れなかったから
だ。
[なんか疲れてるね大丈夫?]
みなみ、いや飛鳥は全くもって元気だ。
おそらく爆睡したのだろう。こっちは
映画の件で眠れなかったというのに。
[ちょっとね、気合い入れすぎて早起き
しちゃったからかな?]
[ふ〜ん、頑張って!]
こうやって話してると、本当に中身が飛鳥
なのかと疑いたくなるくらい似てきた。し
かし、今日は大事な試合だ切り替えよう。



はぁ、今日も一日暇だなぁ。飛鳥の体になっ
て良かったことは、顔が可愛いこと、誰にも
言ったことはないけど〇〇君の彼女という特
権を手に入れたこと。そう、私は、〇〇君が
実は好きだった。まあ、我慢するけど。
[飛鳥、いつまで寝てるの?起きなさい]
[はーい。]
飛鳥の家の生活については把握出来てきて、
何より昔からの付き合いだから、飛鳥の真
似も完璧だと自負してる。ただ、飛鳥と遊
ぶ友達が少なすぎて、一体何をして過ごそ
うか。そうだ、新しく友達作っちゃお。
佐藤くんか。