重心移動、考えて滑ってますか? | 稲川光伸 OFFICIAL BLOG

重心移動、考えて滑ってますか?

という内容で、今日からSTARTしたJWSC後期集中講座


今日は学生と重心移動について考え、勉強しました。


一般的に、重心・重心・重心・・・・・と


言い放つ人、


重心とは一体どの部分を指すのでしょうか?


あらゆるスポーツに重心移動は不可欠で、スポーツによっては重心位置が異なります。


スノーボードの場合


おへそ


の5cm位下辺り


を云います。


その重心位置を意図的に移動することによって『重心移動』があり、


それがブレると重心が外れてバランスを失うのです。


スノーボードには雪面上の滑走と空中がありますが、いずれも重心は付きまといます。




ターンにもズレ幅の多い『スライド』とキレのいい『カービング』がありますが、


ターンの質によっても重心の位置が違います。


また、ストレッチング系やベンディング系、プレス系、といった技術によっても重心位置が違います。


さらに、ロングターン、ショートターン、ミドルターンといったターンサイズによっても重心の位置がそれぞれ違います。


では、ターンサイズや技術、ズレたキレたターンの質においての適正な重心位置ってどこでしょうか?


それぞれの特性を理解し、理論建てすることで解決することができます。


ロングターンと、ショートターンでは、体軸の傾きに大きな差があり、角付け角に反映され、ストレッチングとベンディングでは脚の伸縮運動により重心位置がターンに近づく、遠ざかるという加圧に対する重心の運びがあります。そして、ズレとキレでは角付けに直接的に関係しターントレースに対し近づくか遠ざかるかがはっきりと技術に現れます。


このことを理解しないとスノーボードという抵抗だらけのイベントでは、上達に相当な影響があると考えます。


雪面からの摩擦抵抗・雪面抗力を受け、スピードという重力落下、ターンという遠心力と求心力、といった外力の影響を受けつつ、筋力、先行動作といった内力とのバランス調整で重心を適正な位置に移動、安定させないとスノーボードを正確に操ることが難しいです。


さあ、


重心なんて、どーーーーでもいい



と思っている人





それはそれで、スノーボードは自由なのでいいと思います音譜



ですが、少しでも上手くなりたいあなた



重心移動について



もう一度振り返り



考えてみる時間は




あるはず




スノーボード滑走技術理論専門業者より


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