フェリチンが1桁だった時期は、とにかく誰とも会いたくなかったんです。だからずっと家に閉じこもって編み物をしていました。そんな時声を掛けてもらい少し販売したりして作家みたいなことをしていました。当時の作品は今でも、伸び伸びと自由に制作していたなあと思います。でもメンタルはひどいものでした。
片や今、とにかく人に会いたいのです。おしゃべりをし、美味しいものを食べたい。今までご無沙汰していたあの人やあの人に会いたいと思う。行きたかったあそこにも行きたい、食べたかったあれも食べたいと、考えるだけでソワソワします。メンタルはとてもいい状態です。
なぜだろう、とても不思議です。
栄養が満たされてるのが要因なのは間違いないのですが、何がどうなってこんな心境になるのでしょうか。
入院中に、お見舞いとして数人のお友達が来てくれました。数時間たくさんおしゃべりをして楽しい時間を過ごしたあと、無性に編み物がしたくなり一心不乱に編みました。気持ちがスーッと落ち着きました。
同じような経験がそう言えば昔にもあったなあと思い出します。ハードなスポーツをした後、編み物をするととても気持ちが落ち着くのです。
この現象はなんなんでしょうか。
興奮したから冷静になりたいってことなのですか?
やはり人はバランスを取る生き物なんでしょうか。
そしてもう一つ。
家に閉じこもってウツウツとしていた時の作品が、実はとてもいい出来っていうのも、どういう意味があるのかなと不思議に思います。