日本いまだ近代国家に非ず(小室直樹) | トオルのブログ

日本いまだ近代国家に非ず(小室直樹)

トオルのブログ-小室直樹
信長を読了した後、調べたら発刊予定になっていた!


http://ameblo.jp/ntoru/entry-10726178207.html


政治における最高道徳とは、畢竟、「国民の経済生活を保障することである」これに尽きる。


・・・・新刊かと思いきや、田中角栄の遺言(平成6年刊)の再刊でした!しかし、全然古びていません!


つまり、意志決定と責任は政治家、細かな知識と実務は役人、という役割分担を立ち所に実行したのだった。


・・・・角栄氏の日中国交回復時の話!


角栄が官僚操縦の名人と言われるのは、「生きたコンピュータ」である役人の「生きた」という部分と、「コンピュータ」たる部分を、共に知っていたからである。


中略


だから、使う者は、このコンピュータには何が出来て、何が出来ないかを知っていなければならない。出来ないことを命令してもダメなのである。角栄は、役人のコンピュータ的に素晴らしいところを充分に利用し、彼らに出来ないところを自分で遣った。


そして、「生きたコンピュータ」の面子を潰したり、クサらせたりはしなかったのである。


・・・・民主党のヒトは読むべきですね!


徳川時代は自白主義だから、他にどれほど証拠が揃っていても、自白がなければ処刑できない。そこで、自白させるために、ありとあらゆる拷問を繰り返すのである。


・・・・今年は、司法においても、トンでもないことが発覚した年!本書でデモクラシー裁判について、勉強しないとダメですね!


結局、最高の政治道徳とは、国民の経済生活を保障することである。良い経済政策を成功させることである。であれば、為政者の個人的な道義・道徳は問われるところではない。「中小企業こそ日本経済の母体」であるとの根本政策は、大蔵大臣になり、幹事長になった角栄の「都市政策大綱」や「日本列島改造論」の根幹になってゆく。角栄が「中小企業振興策」を、終戦直後の日本において、斯くまで強調した理由は何か。政府の経済政策が、余りに大企業中心であり過ぎたからである。角栄は、この経済政策を痛烈に批判した。


・・・・これは意外ではないでしょうか!?角栄氏が中小企業を重視したのは!今は、共産党が”角栄党”に”転向”したとあります!


年始に、ニッポンの法と政治と民主主義について、考えてみましょう!