夜と霧(ヴィクトール・E・フランクル、池田香代子 訳) | トオルのブログ

夜と霧(ヴィクトール・E・フランクル、池田香代子 訳)

トオルのブログ-夜と霧
新宿のブックファーストで、”発見”。


旧訳の方は、亡父のもの。新訳の方が、良い反応です!


人間らしい善意はだれにでもあり、全体として断罪される可能性の高い集団にも、善意の人はいる。境界線は集団を越えて引かれるのだ。したがって、いっぽうは天使で、もういっぽうは悪魔だったという単純化はつつしむべきだ。事実はそうではなかった。収容所の生活から想像されることに反して、監視者として被収容者に人間らしくたいすることは、つねにその人個人のなせるわざ、その人のモラルのなせるわざだった。そのいっぽうで、みずから苦労をともにしている仲間に悪をなす被収容者の卑劣な行為は、このほか非難されるべきだ。品位を欠くこうした人間が被収容者を苦しめたことは、他方、監視者が示したほんの小さな人間らしさを、被収容者が深い感動をもって受け止めたことと同じように明らかだ。


・・・・旧版と違い、写真が一切ありません。こういう本は、心身ともに健康な時に、お読み下さい!