星新一時代小説集 天の巻(星新一) | トオルのブログ

星新一時代小説集 天の巻(星新一)

トオルのブログ-星新一
Oリングテストで、”発見”。


改めて、グッド・ワーク!


ひと休みし、つぎは槍術。剣術と一日おきの日課で、きょうは槍術の日。さきを布で包んだ稽古槍で、指南番を相手におこなう。静と動とのちがいはあるが、弓術と同じく、心のゆるみが最も自戒すべき点。つけこまれるのは、すきがあるからだ。それを防ぐには、相手の動きを一瞬のゆるみなく注視しつづけなければならない。

やさしいようだが、これがひどくむずかしい。相手の全体に目をむければ、部分への注意がおろそかになり、部分に気をとられると、全体がおろそかになる。その双方に、かたよらない視線をむけつづけなければならない。そして、相手の動きの不調和を発見したら、ただちに攻撃に移らなければならない。その時にためらったら、それはこっちのすきとなる。


中略


この泰平の夜に、武術を現実に使う場合など、まず考えられない。殿さまが刀で切りむすぶことは、ありえない。武術もまた、お飾りのようなものだ。しかし、それが品格を作り、よそおいでない威厳を作る。


中略


殿さまは木刀を振りつづける。振りおろす時に木刀の先から、目に見えぬしずくのごときものが飛び散る。心のなかの、もやもやしたものの残り、それがでてゆくのだ。


・・・・トオルは、星新一は大好き!


殿さまの日は、中学の頃に読んだと記憶していますが、つまんなかった覚えが!


トンでもありません!殿さまの日常や心理に、これほど深く描いた時代小説も少ないのでは!?


表紙や挿絵は、松本大洋!この方は、チェックすると、美術の才能は、やはりある方ですね!


地の巻もゲット!人の巻は、12月発売だそうです!