サムライと日本刀(杉山頴男) | トオルのブログ

サムライと日本刀(杉山頴男)

大変な労作ですね!


人は本来、慈悲と蛮(ばん)の心を背負っている。子どものころ石田寺(せきでんじ)の和尚から聞いた話だ。

歳三は、それを敵味方の屍(しかばね)を踏んできた軍場で知った。

慈悲に流されても、蛮に流されても敗れる。人として捨て去ることができない二つの性(さが)を折り合いをつけて抑えることだと知った。

そのために、いつなんどきとも死する覚悟を忘れぬことだ。

それがさむらいだ。


「燃えよ剣」の主人公は土方歳三。土方を光らせるため相方の近藤を貶(おとし)める。お陰でとばっちりを受けたのが勇夫人である。



「燃えよ剣」では醜女、無愛想、料理下手と悪妻、愚妻の”鏡”とされた。現存する写真をみると瓜実顔で切れ長の目、淑女の趣きである。勇が上洛したあとも、しっかり試衛場を守った。


・・・・私も含め、司馬史観に染まっていますね(苦笑)いずれ、写真を調べてみたいです!


前書の、使ってみたい武士の作法より良い本です。