院長のよもやま話 -18ページ目

院長のよもやま話

1971年生まれの小児科開業医の独り言です。
明日もいいことありますように。

朝より寒くなってない?

 

コメンテーター、奥田英朗さん、読了。

精神科医、伊良部一郎シリーズ、第4段?

大病院のあととり息子の精神科医、伊良部一郎の元に

訪れる様々な心を病んだ人たちのお話。

普通の人が、何かのきっかけで心を病む、

その原因は本人的にもうすうす理解しているんだけど、

認めたくない、みたいなところをズバッと当然のごとく

伊良部さんに指摘される。

症状が直ぐとれるわけでもないし、

病気の要因がなくなるわけでもないけど、

伊良部さんのちょっと常軌を逸した、

でも医学的な裏付けもありそうなとんでも治療で

なんとなく折り合いをつけていく短編集。

インザプール、空中ブランコ、町長選挙、でたぶん4作目?

どれか直木賞をとってたと思う、たぶん。

まぁ伊良部さんが、太ってて、だだっ子で、マザコンで、

注射をみると興奮するっていう変質的な感じもあって魅力的。

もう10年を越えるシリーズになってて、ドラマ化、映画化も

されてたと思う、まぁそれだけキャラが立ってるって事かしら。

シリーズ化が長くなるに従って

段々伊良部さんのキャラが固定化されてきて、

大人しくなってきてる?、驚きが少なくなってきた感あり。

最初の頃は、もっと変質者っぽかったんだけど、

なんか普通の悪戯坊主に落ち着いてきた。

それでも、シリーズに魅力があるのは奥田さんの構成力かしら。

オリンピックの身代金とか最悪とか、熱量過多な作家さん、

受賞歴多数の著名作家だけど、ライトな風刺的読み物も秀逸。

また出たら読もうかしらね。

 

せめて太陽が出ればなぁ