朝より寒くなってない?
コメンテーター、奥田英朗さん、読了。
精神科医、伊良部一郎シリーズ、第4段?
大病院のあととり息子の精神科医、伊良部一郎の元に
訪れる様々な心を病んだ人たちのお話。
普通の人が、何かのきっかけで心を病む、
その原因は本人的にもうすうす理解しているんだけど、
認めたくない、みたいなところをズバッと当然のごとく
伊良部さんに指摘される。
症状が直ぐとれるわけでもないし、
病気の要因がなくなるわけでもないけど、
伊良部さんのちょっと常軌を逸した、
でも医学的な裏付けもありそうなとんでも治療で
なんとなく折り合いをつけていく短編集。
インザプール、空中ブランコ、町長選挙、でたぶん4作目?
どれか直木賞をとってたと思う、たぶん。
まぁ伊良部さんが、太ってて、だだっ子で、マザコンで、
注射をみると興奮するっていう変質的な感じもあって魅力的。
もう10年を越えるシリーズになってて、ドラマ化、映画化も
されてたと思う、まぁそれだけキャラが立ってるって事かしら。
シリーズ化が長くなるに従って
段々伊良部さんのキャラが固定化されてきて、
大人しくなってきてる?、驚きが少なくなってきた感あり。
最初の頃は、もっと変質者っぽかったんだけど、
なんか普通の悪戯坊主に落ち着いてきた。
それでも、シリーズに魅力があるのは奥田さんの構成力かしら。
オリンピックの身代金とか最悪とか、熱量過多な作家さん、
受賞歴多数の著名作家だけど、ライトな風刺的読み物も秀逸。
また出たら読もうかしらね。
せめて太陽が出ればなぁ