犯人に告ぐ上下巻読み終わりました。

犯人に告ぐ 上 (1) (双葉文庫 し 29-1)/雫井 脩介
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犯人に告ぐ 下 (2) (双葉文庫 し 29-2)/雫井 脩介
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過去の事件で一度失脚した刑事がテレビを使った
公開捜査で凶悪犯に挑むというストーリーです。

主人公が一度転落する経緯や大量の捜査員を投入しても
尻尾もつかめない犯人の不気味さなど全体を通して読み応えがありました。

捜査の邪魔をする人物との駆け引きがとてもおもしろくて
主人公の張った罠に引っ掛かっている様子はしてやったりな爽快感でした。

実はこっちの話がメインなんじゃないって思えるくらいです。
ただ、「犯人に告ぐ」というタイトルから想像できるほど犯人を追い詰めていく
過程が密に描かれているわけではありませんでした。

凶悪さ、不気味が目立っていた割には結構あっけなかったかなと。
ここはちょっと好みが分かれそうだけど、実際の犯人の逮捕も
こんな感じなのかもしれないですね。

とっくのとうにトヨエツ主演で映画化されてたらしく、もうDVDにもなってたようです。

犯人に告ぐ
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豊川悦司は主人公の印象にぴったりハマっているのでこちらもチェックしたいですね。