ボチャン!
 
雨の翌日の小学校の帰り道に拾ったカエルの死骸と
あなたの遺体の頬の感触が
重なった。
 
家族全員高卒の
借金のある家庭…
 
高くそびえ立つあなたの影は私を暗くした
視界を狭めた
 
その閉塞感を
若き日の私は必死に取り払って
 
 
 
 
ペンを置き、鏡を見ると

あなたがいた

ちょうど、私の誕生に歓喜の声をあげていた頃合いの風貌をした、あなたが


閉じ込められたのは
「井の中」ではなく「止まらないトロッコ」だったのかも知れない。