最近は読書にハマっています。
当然地域活性に役立つ本が多いのですが、
たまにはノンフィクションを読みたくなり、
「さよなら、僕らのソニー」を読んでみました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%95%E3%82%88%E3%81%AA%E3%82%89-%E5%83%95%E3%82%89%E3%81%AE%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%BC-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%AB%8B%E7%9F%B3-%E6%B3%B0%E5%89%87/dp/4166608320
ソニー世代?ではないのですが、
親の影響かソニーブランドには一目置いていましたし、
仕事でも接点が多かったので、
愛すべきメーカーなのですが、
最近の凋落ぶりには日本人として残念に思っていた所、
この本と出会いました。
著者はソニー世代の人間でソニーを20年近く取材してきた方、
愛すべきソニーの復活に向けた提言をするのかと思いきや
全く逆で、もうソニーらしい商品は出てこないと断言しています。
人をときめかせる、感動させる
ソニーらしい商品はもう出てこない
だから本のタイトルに「さよなら」を使っているんですね。
理由は、創業者の後の経営者達の欲や経営陣を取り巻く政治事にあるのですが、
大賀さん、出井さん、ストリンガーさんへの取材を通じて得た知見を元に
辛辣に綴る著者の明朗な解説は読む価値ありです。
ソニー=日本の象徴
と思っているだけに
ここまで断言されると非常に残念でなりません。
ソニーのような企業を
もう一度僕らの世代で創り上げなければ
震災復興など明日の日本は無い
そう信じて自分に何が出来るか改めて考えようと思います