彼との出会いに懐かしさを


感じてた。



彼のことを、自分の子供のように


思ってた。


それと同時に、


自分の親のようにも


思ってた。



私の息子にも発達障害があるし、


よく思い返してみると、


自分の母も、持っていたのかな?


と最近気づいてきた。



あんなグチャグチャなお弁当を


普通は作らないと思うし、


adhdの傾向はあった気がする。


できない自分がバレたくなくて、


必死で虚勢を張るところが


彼と似てる。



子供の頃は、


よその家とは違う母に


いつも混乱させられてた。



父は、良くも悪くも


仙人みたいな無欲な人だった。


だから、


両親の関係は悪くはなかったと


思う。


母がわりと自分の思い通りに


できていた。




私は自分に、発達障害のような


生きづらさは感じてはないけど、


親に傷つけられて、


人を信用できなかったり、


回避的な性格になった自覚はある。



何が一番傷ついたかというと


望みを否定され続けたこと。


「あなたは強欲」


「あなたには無理」


というメッセージで。


母は自分の弱みをごまかすために


そう言っていたんだろうと、


今思う。





子供にとっては


当たり前で前向きな


「してほしい」とか「やりたい」


って言葉が私には言えなかった。



黙ってるしかなかったし、


何かしてても、


これで合ってる?って


いつも思っていた。


いい子になるしかなかった。


親の機嫌をとった。



そこが、彼と一緒だから


言葉にしなくても、


同じだって


感じていたんだろうな。


ただ、


彼の方が、もっと深刻かもしれない?


ってわかってきたんだけど。