おはようございます。
子伯氏遺作集「無限から」(吟遊社)を、お母様の横山美代子氏よりお贈り頂きました。有り難うございます。(ISBN978-4-911254-08-0)
この句集は本来、著者の子伯氏がご存命の折に出版予定だったとのこと。序では、砂時計への道と題された夏石番矢氏からのお心が、文字としてあらゆる方に理解易く、また丁寧に綴られております。
また番矢氏より冒頭にある「いのち」の章の配列を変え、句を減らし重複句も削られたこの遺句集は、二十一世紀前半に出版された日本俳句屈指の名句集とも謳われています。
文字と心情との強いリンクに、詠む私の感情にも大きく連動します。そしてまた命に身近で純粋、そして何より真摯。詠みはじめた折は、私側で昇華が叶わずに、些少心が辛くなりましたが、人間らしさと未来への喜びもまた強く垣間見られ、妙に納得がございました。またゆっくり体内に含ませたいと思います。
銀河より言の葉あまた生まれ来る
始まりは光と音のマリアージュ
磨けば消えそうな虹色の塊
今日も晴れ。あじさいの痛み
メロン食べ母は宇宙と交信中
またそれか!一回性の過去に負け
そうか裸木は空に向かってのびる骨だったのか
加速する時の輪に割れたリンゴ
父母老いる一人での命の散歩
母との約束「この道は渡らない」一人のとき
羽根が生えたみたい新しい車椅子
竜の頭上に兎の子きみは何を見た
僕はくらげ君もくらげ重なりきれず人生
夢は足の裏に。遥か遠くのともし火をみてた
母という絶海の孤島にしがみついている私
母と僕と…桃はしあわせ
宇宙を超えた巨人に差し出す一杯のオリジナルブレンドティー
ケセラセラ振り返りつフォルテシモ
このいのち生きてはいけないものですか
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