おはようございます。
9年前の本日。
世界遺産の五箇山、菅沼合掌造り集落での個展。
オタマジャクシの跳ねる音、合掌造りならではの生活や歴史など、空間とも共鳴る芸術。目を閉じると今でも鮮明に浮かびます。

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南砺市より
今年で世界文化遺産として登録20周年を迎える五箇山の菅沼合掌造り集落内の羽馬家住宅で大阪府枚方市在住の造形作家 玉本奈々さんの個展「玉本奈々-共鳴り-」が始まり、平日にも関わらず、大勢の来場者で賑わいました。
 布、羊毛、ガーゼなどの繊維素材を用いた独自の手法で作り上げられた玉本さんの手による芸術作品群 約20点が、合掌造り家屋内に効果的に配置され、展示空間を含めた独特の芸術世界を演出。玉本さん自身が鑑賞者とともに作品についての考察を語り合う場面もあり、羽馬家内が芸術家たちの集うアートサロンになったかのような、素敵な雰囲気を醸し出しています。
 玉本さんに、合掌造り家屋での展示についての意図や思うところなどを伺うと「世界文化遺産菅沼合掌造り集落には、沢山の『心』があると思います。集落で暮らしてきた方々が生活を通して、芽吹き、息づき、築き上げてきた文化がこの『場所』を創っていて、その『場』の持つ心、雰囲気はここにしか無いもの。これは、普通の美術館では出せないもので、長い間、このような展示を望んでいました。こちらに展示することで表れる、うごめくような感覚や雰囲気を楽しんでもらいたい」と語ってくださいました。観る者を惹きつけてやまない玉本さんの芸術作品群と合掌造り家屋のコラボレーション、楽しむことが出来るのは来週火曜日14日までの期間限定です!この機会にぜひ足をお運びになり、至高の芸術空間に身を委ねてみてはいかがでしょうか。