前にミュージカルのこと書いてたなぁと思い出しました。
といっても去年なのですが(笑)
市村正親さんのエンジニア観たさにミス・サイゴンを観に行きました。
残念ながら市村正親さんが降板なさった後の公演なのですが先行で取っちゃったものだからどうしようもないかなと観に行きました。

代役が駒田一さんでした。
残念ながらミュージカルでは存じなかったけど
思い出はバンデット・キースですね、遊戯王DMの。
カードゲームどころか人身売買ですが(o_o)






**以下、ネタバレあり**
(関係ないですがこういった高尚なミュージカルとか舞台でも最近は感想ブログでネタバレというんですね)

序曲はやはりカッコイイですね、昔吹奏楽で聴いたのカッコいいなと耳にしてましたが。
始めは序曲でサクサクと進みいつの間にやらエンジニアの店に。
所謂娼婦の方々がぞろぞろ出てきます。
………ん?娼婦?とここでポカン。
園子温映画に出てくるようなキャバクラかな??と。
時代背景ベトナム戦争から始まってる割に衣装が……
ビキニはともかくとしてガーターベルトて(笑)しかも全員(笑)
景気がよろしいようで。
ちなみに外国だとビキニのみだったりネグリジェもいたかな。
リアル追求するとだとネグリジェような形とか胸元とヘソが出たドレスかと。
んで、基本客に乗ってはキスしたり腰を振ったりばかりですね、
ミュージカルRENTでもそんな冒頭あったけれどあれは所謂DQNかな。
大きな違いは服の露出度でしょうか(笑)
さてこんな掃き溜めに生娘のキムは放り込まれるわけで。
どうでもいいけど生娘のキムって語呂どうよ。
そこでクリスというアメリカ軍人に買われてお互い好きになって一晩を共に。
この直前に娼婦達が自分達には夢があると歌ってますがこれ最後までわかりません。
永遠の謎(笑)多分稼いで玉の輿掴んで自由になるとかそんな感じかと。
千と千尋の神隠しでいうところのリンがいつかあの街に行くんだって言ってたのと同じかな。
再び戦争パート。
ここでキムとクリスは一緒にアメリカに行くつもりがあまりの混乱っぷりに離れ離れに。
そして第二部へ。

第二部で戦争の最中に孤児になった子供達の映像から始まり、
彼らを自分達の手で助けなければというクリスの親友のジョンが決意表明の演説。
助けなければっていうのはわかるんだけど地獄で産まれたゴミクズってそこまで言わなくても…
罪の証拠というなら派手にブーメラン突き刺さってませんか?
ブイ・ドイというのですがベトナムの言葉で靴の裏についた犬の糞って意味だったかな。
この子供達がブイ・ドイと呼ばれています。
それにしたって他に言い回しはないものか、ものすごくこう受け取り難い。。
このミュージカル ミスサイゴン、セリフというセリフもすべて音楽に合わせてあるのですが、
ところどころ日本語の音として不自然とは思わんのかなというところも何箇所か。。

ミュージカルってこんなもんかなって思わなくもないのですが、
いやいや、ミスサイゴンやレ・ミゼラブルは後世に伝えるもの在りきの作品だと思うので
音楽演出は作り上げられているものだとしても伝える言葉は大事にして欲しいです。
というか世界四大ミュージカルでしょ。
ていうかJ-POPとかは歌詞気にしなくてもミュージカルは気にして欲しいなぁ(笑)