25日の日経平均株価は日米関税交渉の合意を受けて23、24日で合わせて2000円超上昇していたことから利益確定売りが先行、その後は押し目を拾う動きに下げ渋る展開も見られたが、週末要因もあり軟調に推移して日経平均は午後3時24分に同436円55銭安の4万1389円79銭を付ける場面も見られるなど前日比370円11銭安の4万1456円23銭と3日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)も同25.69ポイント安の2951.86ポイントと4日ぶりに下落した。東証プライム市場の出来高は17億6754万株、売買代金は4兆5512億円。騰落銘柄数は値上がりが745銘柄、値下がりは818銘柄、変わらずは62銘柄だった。


25日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=147円台前半のレンジで往って来いの展開となった。朝方は147円ちょうど近辺だったドル・円は仲値決済に向けて上昇、事業会社の決済が集中しやすい5・10(ごとうび)だったこともあって国内輸入企業からのドル買い・円売りが入ったとの観測がサポートした。またFRB(米連邦準備制度理事会)本部へ異例の視察に訪れたトランプ米大統領に対してパウエルFRB議長が利下げに応じない姿勢を示したことも引き続きドル買い要因として意識されて仲値通過後もドル・円は一時147円50銭近辺まで上値を伸ばした。ただ147円台半ばでは利益確定や戻り待ちの売りも出やすくて午後にかけては日経平均株価が下げ幅を広げる動きにツレてドル・円も下押し。その後は日銀が利上げできる環境が年内に整う可能性があると報じられるとドル・円は一時147円を割り込んだ。

 

週末の個別はすべて下落、トヨタが2%台、パナソニックもほぼ2%、ホンダとコマツが1%台、三菱重工と三菱UFJが小幅に下げている。日米貿易関税交渉が妥結してどっと上げたが、また下げるのは自明の理で驚くには当たらない。むしろ交渉妥結の内容が不明瞭なことや政府の対策があきらかになっていないことが今後のマイナス材料になりかねない。ここはしっかり対応すべきだろうが、死に体の石破内閣ではどうなることやら、・・(;一_一)。

 

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