12日前場の日経平均株価は、現地11日に在イラクの米大使館が地域的な安全保障上のリスクの高まりから避難命令を出す準備を進めていると報じられたことで中東の地政学リスクが警戒されてNYダウ、ナスダックともに下落、日本株も米株安の流れや対ドルでの円高を受けて売り圧力が強まり日経平均は寄り付き後に前日終値近くまで切り上げたが買いは続かず午前10時39分には同319円14銭安の3万8102円05銭を付けて安値圏で推移して前日比271円70銭安の3万8149円49銭と5日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)も同11.06ポイント安の2777.66ポイントと下落した。東証プライム市場の出来高は7億2354万株、売買代金は1兆8274億円。騰落銘柄数は値上がりが512銘柄、値下がりは1031銘柄、変わらずは85銘柄だった。後場の日経平均株価は前日比215円程度安い3万8200円近辺で推移する。後場は下げ幅を縮小して取引を開始、その後も手がかり材料に乏しい中でもみ合いが続いている。
12日午後の東京市場でドル・円は小動きとなって144円付近でのもみ合い。142円台はドルに買戻しが入りやすく下値の堅さが目立つ。ただ米トランプ政権による関税政策の強硬姿勢でドル売り圧力は続いてユーロ・ドルは1.15ドル台で底堅く推移。ここまでの取引レンジはドル・円は143円73銭から144円54銭、ユーロ・円は165円68銭から166円05銭、ユーロ・ドルは1.1487ドルから1.1525ドル。
週後半前場の個別は三菱重工が4%台と大きく上げている。これは米CBSテレビが11日にイスラエルがイランに対する軍事作戦を始める準備を整えたと報じた。米国はイランがイラクの米軍施設に対して報復攻撃に踏み切る可能性があると分析しているという。これに先立ってロイター通信は米国が在イラク大使館職員の一部退避を準備していると伝えている。中東情勢の緊迫化と地政学リスクの高まりを受け、防衛関連株を物色する姿勢が強まっているということらしい。三菱UFJは小幅に上げている。残りはトヨタ、パナソニックが1%台、ホンダとコマツが小幅に下げている。世の中どうもキナ臭くていかんなあ。戦後80年、火種はヨーロッパ、中東、東アジアにあるが、そろそろデカいのが始まるのかな、・・😅。
日本ブログ村へ(↓)