16日の日経平均株価は、為替が昨日15日よりも円高方向に振れていることを受けて朝方から売りが先行、日経平均は午前10時7分に同276円30銭安の3万7479円21銭を付けたが、売り一巡後は値ごろ感や円高一服によって下げ渋る動きが出て後場に入っては押し目を拾う動きが出て小幅ながら上げ転換する場面も見られるなど取引終了にかけて底堅く推移して前日比1円79銭安の3万7753円72銭と小幅に3日続落。一方でTOPIX(東証株価指数)が同1.49ポイント高の2740.45ポイントと小幅ながら3日ぶりに反発した。東証プライム市場の出来高は19億5178万株、売買代金は4兆4706億円。騰落銘柄数は値上がりが858銘柄、値下がりは705銘柄、変わらずは69銘柄だった。


16日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=145円台前半で推移している。日経平均株価の急落を受けてリスクオフの円買いが先行してドル・円は一時145円を割り込んだ。その後は日経平均の下げ渋りを背景にドル・円も下げ幅を縮小したが、来週の日米財務相会談で為替が議論されるとの思惑から積極的なドル買い・円売りは見られなかった。日銀の中村豊明審議委員が講演で金融政策について「当面は現状維持が適当」と述べたと伝わったが、市場の反応は限定的だった。

 

週末の個別は、トヨタだけが小幅に下げて引けている。他は三菱重工が3%台と大きく値を上げた。このところ売られたので買い戻しだろうか。パナソニックが1%台、ホンダ、三菱UFJ、コマツは小幅な伸びだった。トランプショックで大きく下げた相場も落ち着いて来たようだ。トランプ相場も最初は衝撃だったが、冷静になればそうそう長いことやってられるものではないことが分かったのだろう、・・(--〆)。

 

日本ブログ村へ(↓)