27日前場の日経平均株価は、米半導体大手エヌビディアが現地26日の通常取引終了後に発表した25年1月期決算と25年2-4月の売上高見通しが市場予想を上回ったことを受けて日本株も買いが先行、午前10時4分に同227円59銭高の3万8369円96銭を付けたが、アドバンテスなどの関連株の一角は戻り待ちの売りに押されて日経平均も下げ転換する場面も見られるなど上げ足は重いが、前日比56円59銭高の3万8198円96銭と3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)も同13.23ポイント高の2729.63ポイントと上昇した。東証プライム市場の出来高は8億6183万株、売買代金は2兆1221億円。騰落銘柄数は値上がりが1142銘柄と7割に迫る一方で値下がりは438銘柄。変わらずは55銘柄だった。午後零時46分すぎの日経平均株価は前日比20円程度安い3万8160円近辺にある。後場も買いが優勢で取引を開始したが、上値の重い展開となっている。


27日午前の東京市場でドル・円は反発。早朝に一時148円74銭まで下落したが、ドルに買戻しが入り149円40銭まで値を上げた。米10年債利回りの持ち直しでドル買いに振れてユーロ・ドルは軟調地合いに。また日本株高による円売りもドルを支えた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円74銭から149円40銭、ユーロ・円は156円00銭から156円54銭、ユーロ・ドルは1.0470ドルから1.0492ドル。
 

週後半の個別は、トヨタが1%台、ホンダ、三菱重工、コマツが小幅な上げ、三菱UFJは変わらず、パナソニックが小幅に下げているのは昨日値を上げたことから利益確定売りだろうか。米国間胴体株が買われたことで日本の半導体株を中心に買いが入ったようだが、後場は売り優勢で値を下げているようだ。後場の東京市場は前引けに比べてやや売りが先行して始まったが、国内に目立った買い材料に乏しく積極的な買いは限定的のようだが、朝方はやや軟調だったダウ平均先物が下値の堅い展開となっていることや外為市場で朝方に比べやや円安・ドル高方向に振れていることなどが東京市場で安心感となっているようだ。

 

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